『R.O.D -THE TV-』の日記~その13

※『R.O.D -THE TV-』のネタバレあり

 

第16話「華氏四五一」

 うおー最悪の話だったわ!ジョーカーめ!やっぱりナチじゃねーかお前ら!第14話で気づいた俺、いい勘してたな。

 国会図書館でジョーカーの部隊がみんなに迫る!

日本の国会図書館を買収したと嘯くジョーカー。一体、どれだけの力を持っているのでしょうか?バックにはロスチャイルド家でもついてるんですかね。

このアニメは、イギリスのエージェントが読仙社みたいな敵対組織と戦うという話ではなくて、国家を超越しているような圧倒的な権力者に、個人が立ち向かうという話だったんですね!すげー面白い!

読子リードマンと探偵三姉妹、ねねね先生、オーバーオールの女性はなんとか図書館から脱出。しかし、行く当てはない。ねねね先生と三姉妹は香港島爆破事件の濡れ衣を着せられてテロリストとして警察に追われているし、読子先生たちはジョーカーたちから隠れて5年間も潜伏してましたからね。

別の隠れ家に向かう前に、ちょっと一旦、読子先生が昔住んでいた部屋に行くのですが、これがまた部屋中本だらけでまるで生活感がない!・・・と思ってたけど、逆だわ。生活感ありすぎるんだわ。生活感がないのは、あのウェンディ―とかいう女の住んでる家の方だわ。あんなモデルハウスみたいな家見てても俺、全然ドキドキしなかったし。それに比べて読子先生の部屋は超ドキドキする!

丁度そのころ、神保町界隈では何やら『パトレイバー2』みたいな異様な気配が。

古本屋の店主たちがひそひそ何かを話している。「最近は全然本が入ってこない」「こんなの戦時中でもなかった」「何が起こってるんだ?」などなど。

イギリスと読仙社の連中が国家権力と手を組んで、検閲でもやってるんでしょう。いや、文化統制かな?ファシストどもめ!しかし日本はどうなってんの?第二次大戦下のヴィシー政府みたいになってんの?

そして、東京都庁からあやしげなヘリコプターが飛び立つ。乗っているのはあのウェンディーとかいうジョーカーの部下。

そして、突然。神保町になぞの軍隊が現れ、勝手に古本屋や書店にずかずか押し入ってくると、問答無用で本棚の本を全部奪い取っていって、道の真ん中にうず高く積み上げると火をつける。 焚書です焚書!ナチ公どもめ!

当然、ここでは本だけになっていますけど、この「本」にはアニメや漫画、ゲームなんかも含まれているわけですよね。

しかも相手も「図書館」を名乗る人間ですよ?お前らの本は燃やすから俺たちの本を読め、とこういうことですね。データの差し替え。もっというと法律の書き換えでもあるわけです。

まあ、「本」をめぐる戦いの物語ですから、突き詰めるとこういう敵になるかもしれませんけど、背景を想像するとハードコアすぎるぜ!

 しかし、どうですか?日本が舞台のこんなアニメ初めて見ましたね。 ヤバイぜR.O.DFahrenheit 451 !

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