『R.O.D -THE TV-』の日記~その10

※『R.O.D -THE TV-』のネタバレあり

 

第12話「紙々の黄昏」、第13話「続・紙々の黄昏」

もはやあまり驚かなくなってきたとはいえ、第1クールの最後にあたるこの第12話と第13話は本当にすごかった!

ねねね先生は読仙社に拉致されてしまい、そこでフジテレビの玉みたいな作りの実験室で人体実験を受ける。それも『時計仕掛けのオレンジ』でアレックスが拷問受けていたような感じで椅子に縛られて、視覚と聴覚から洗脳されるというもの。これがまたむごいやり方で、見ちゃいられなかった。こいつらは万死に値する!

そして、三人が救出にやってくる。天誅を食らわせてやれ!

読仙社は、路面電車を降りて山の手の方角にあったので、おそらくビクトリアピークら辺に立っていると思うんだけどどうなんだろう?

そして、彼女たちは裏から潜入したりせずに堂々と正面から乗り込むのだが、いやーカッコいい!『男たちの挽歌』でマークが二挺拳銃で単身敵の事務所に乗り込んで行くシーンを思い出した!

この戦闘服に身を包んだ三人!これはミシェールさんが死ぬほどかわいいぜ!

そこから、読仙社とのバトルに突入するのだが、テレビシリーズでこんなにヤバい室内アクションものって他にあっただろうか?たぶん、これまで見たアクション・エンタメものだとベストだと思う。

ビルとビルをつなぐ渡り廊下で、敵のあのモヒカンの紙使いとバトルするのだが、このあたりの廊下が落下するシーンなど、マジで『AKIRA』を思い出した。伊達に「さよならにっぽん」なんてサブタイトルつけてないですね。

そして、マギーちゃんとミシェールさんから、それぞれ「ここは私が食い止めるから、あなたは先を急いで!」と言われたアニタちゃんが、一人でビルの外壁から実験施設に大ジャンプするシーン。それから、ねね姉を助けに入り、リーと対峙するあたりに至るまで、5億点である。

それから、破棄される研究施設。データを持ち出す謎の男と女。逃走を助けて、撃たれるリー。最後に吸うたばこ。「うまいなぁ」。それを見届ける鳩。崩れ落ちる建物のなかマギーちゃんがついに敵の紙使いを倒す。男が海中に消える。謎の少年に助けられるミシェール。脱出するヘリコプター。そして舞い飛ぶ白い鳩たち・・・。

それだけかと思いきや、香港島自体が海底に沈んでいくのである!えー!神々の黄昏ってそこまでやるの!?

そしてCパートで掛かってくる電話。女の声。まず間違いなくこれが、読子・リードマン・・・でフィニッシュ。どう考えても傑作。

いやー、すごかったなー!しかし、こういう香港ノワールものをアニメの女の子でやるのって、ある意味で『まどマギ』を先取ってますよね!感無量。

ありがとう『二次元妻帯者の夜のアニメ実況』!

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