※『R.O.D -THE TV-』のネタバレあり
第11話「さよならにっぽん」
今回もすげー話だった。あんまりすげーすげー言い過ぎだろうか?いーや。
三姉妹が香港に帰ることになった。
もう、ねねね先生が本の新作を発表する目処がついたので、編集者のリーの野郎が先生と三姉妹とのボディーガードの契約を終了すると言いだしたからだ。そう言われてしまっては、仕方がない。
一番かわいそうなのは、アニタちゃんである。彼女はまだ中学生だし、学校でたくさん友達ができていたからだ。とくに久美ちゃんとは大の仲良しになっていたから、その別れはつらく悲しいものになった。
いわゆる転校である!こんな話聞いたことねーよ!主人公が物語中盤で転校するの!?
別れの日が迫るなか、アニタちゃんは久美ちゃんに、あなたは『赤毛のアン』のアンみたいだったと言われる。そして私はダイアナみたいだったと・・・。
こういう話をされても、アニタちゃんは『赤毛のアン』を読んだことがないので、彼女の気持ちの本当のところはわからない。そして、アニタちゃんはねね姉に『赤毛のアン』を借りて、ひとり読み始めるのだ。人生、二度目の読書である!READ OR DIE.
このねねね先生がさっと、本を貸すあたり素晴らしいですよね。
しかし、転校の日。久美ちゃんは、学校にこない。その日までに『赤毛のアン』を読み、久美ちゃんの本当の気持ちを知っていたアニタちゃんは、久美ちゃんの下足箱の前でひとり泣きはじめる。
だが、ふだん憎まれ口ばかり叩いている少年(名前忘れた)が、久美ちゃんを探して自転車で学校まで連れてくるのである!
「お前たちはどっちもバカだよ!」
久美ちゃんを叱咤し、ちゃんと別れを告げさせるために、いわば恋敵のために奔走する少年。久美ちゃんと自転車で二人乗りするシーンはしびれたぞ少年ー!!!少年ー・・・少年ー・・・(エコー)。
「でも一番バカなのは俺だけどな・・・」
このセリフは言っていないが、俺には確かに聞こえたぜ少年ー!!!
そして、アニタちゃんが学校を去る直前で、久美ちゃんは間に合うのだ。
「アンー!アンー!私の大好きなアンー!」
「ダイアナ!ダイアナ!」
二人の上を木の葉ならぬ、「またね」の紙が舞い落ちる・・・。
アンが大学に行くときのダイアナとの別れのシーンが完璧に蘇ったぜ!!!
そして、香港。
本拠地である探偵事務所に戻ってきた三人と、自身の本が原作になった映画がプレミア上映するため香港にやってきたねね姉。
そこへ、シールズみたいな特殊部隊が急襲する。
そして、そいつらを指揮していたのは、なんとねねね先生の担当編集であり、三姉妹を先生のボディーガードにつけさせた張本人である、あのリーだったのだ!嘘だろ!うおー!リーてめー裏切ったな!!!俺の気持ちを裏切ったなリーこの野郎!!!このくそ編集!