『R.O.D -THE TV-』の日記~その6

※『R.O.D -THE TV-』のネタバレあり

 

第8話「夜に惑わされて」 

この第8話では、アニタちゃんの通う学校の図書館で、夜にポルターガイスト現象が起こるという噂が出る。毎朝、図書委員の子が学校に来ると、本棚の本がいつも床に散乱しているのだ。そのお化け退治を先輩の図書委員からお願いされる久美ちゃん。今晩、泊まり込みでお化けを退治しなければならなくなったのだ。

「一緒にいてやろうか?」というアニタちゃん。

「ねえ、あたしたちでそのお化け捕まえようよ?」仲良しグループの4人もそう続ける。

アニタちゃんたちのグループがそう言っていると、それを聞きつけたお姉さんが小説家をしている元気な女の子が勝手に仕切り始める。そして結局は一クラス全員を巻き込んで、夜の9時半から、学校の図書館に潜伏してポルターガイストの正体を突き止めようという話となった。おいおいおいおい!そんなの絶対楽しいに決まっているではないか。

そして、夜の学校という非日常の空間のなかで楽しそうに話し合っているクラスのみんな。とうとうお弁当なんか食べちゃったりして。

そんななか。事件は起こる。なんと、いつもアニタのグループにからんでくる、とある男の子が実は久美ちゃんのことが好きで、彼女と一緒にジュースを買いに出かけるのである。恋愛警報発令!そして、直接には描かれないが、思いを伝えたようなのである。

一方、その頃!まさかのアニタにも恋愛衛星緊急接近!これまで学校でたびたび会っていて、アニタがこっそり誘っていたグリフィスみたいな髪型の少年と図書館の外で落ち合うのだ。この少年が実は図書室でとある本を探していた、ポルターガイストの正体なのだが、そうとは知らないアニタちゃん。

「私、お化けなんかつかまらないでいいんだ。なんにも起きなくていい。楽しい。お姉たちと一緒にいないときに、こんな気持ちになったの初めてなんだ」

「だから、あんたにも笑ってほしくて今日誘ったんだ」

じっとアニタちゃんの顔を見つめる少年。

「見るならこっちじゃなくてあっち」

少年の顔を空へと向けさせる。そこには木々の隙間から星がみえていた。

「あれ、ただなんだから見とかなきゃ」

そして、少年の心には、確実に何かが芽生えていた。

と、まあうっかりあらすじを書いてしまった。感想としては最低である。

しかし、この会話の間合いと雰囲気。実にリアル。男女ふたりになったときのスリリングさを見てくれたまえ。これは演出がすごいですね。

夜に惑わされて、男の子は女の子に告白。そして女の子は敵対組織にいる男の子の気持ちを変えていくのだ。

ところで、今回は前半に少しだけでてきた菫川先生のこの服を見ていただきたい。

シャツの上にざっくりした薄手のセーターの重ね着である!くーっ!たまんねえぜ!

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