ドラマ『なつぞら』(北海道編)の感想

QUEEN

 

「やあ、最近どうだね?」

「いやー、何かと忙しいですねー。風邪も長引いてますし」

「ちょっと元気を出してくれよ」

「なかなか、ブログ書く時間も取れなくて、つまんないです」

「なんとか書きたいとこだな」

「でも、そんな日々のなか、私は朝の連続テレビ小説、『なつぞら』が癒しになってるんですよ」

「やさしい~あのコは~♬」

「いやー『なつぞら』面白いですね!ちょっと、北海道編が終わったこのタイミングで、感想を言っときましょう」

「いいね」

「あなた、誰が好きですか?」

「俺はテンヨー君!彼は、かっこいいわ、やさしいわ、絵がうまいわ、切ないわで今年のベストキャラクターに任命しました!おめでとう!」

「まだ半年ありますよ?それに二次元じゃないですし」

「二次元みたいなもんじゃねーか」

「ちなみに去年のベストキャラクターは誰ですか?」

「『風が強く吹いている』の神童さん」

「あんた、本当に好きですね・・・」

「大事なことは100回言わないと駄目だ」

「私は、倉田先生が好きですね。あの魂込めろって言う」

「学校編だけでスピンオフが撮れるよな」

「このドラマ、スピンオフ撮れまくりですよ。もっと見たかったなー、学校編」

「いきなり舞台やるから、『わたてん』かと思った」

「で、どうですか?主演の広瀬すずは?」

「俺が広瀬すずについてなんか言っていいの?」

「もちろんですよ」

「カルタ上手そう」

「他には?」

「かわいい」

「どんなところが、かわいいんです?」

「ボーイッシュなところがかわいい」

「またボーイッシュ!馬鹿のひとつ覚えみたいに、ボーイッシュボーイッシュ言わないでください!」

「だって、好きなんだもん!牛を一生懸命お世話してるところなんか見てて、超なごむ。あと牛もかわいい」

「まあ確かに、こんなにチェックのシャツとサスペンダーの似合う女子は、初めてかもしれないですね」

「だろ?初登場時の白馬に乗って出てくるところなんか、すごい良かった」

「あれ、乗馬の練習したんでしょうね」

「たぶんね。牛の乳しぼりとかも」

「女優さんって大変だなー」

「牛小屋なんか超くさいのに」

「くさいよねー」

 

おじいちゃん大好き

 

「おじいちゃんはどうですか?」

草刈正雄のおじいちゃん、超良かった」

「あの人ちょっと日本人離れした雰囲気あるのいいですよね」

「なんかスナフキン感あるよな」

「ユミコちゃんが大学受かって、新聞社の人が柴田家の集合写真、撮るときあったじゃないですか。あのとき、おじいちゃんだけ紋付き袴着てるの、笑いましたね!」

「あれは笑った!」

「なんでしょうか、あのいつも頑固なおじいちゃんが、隙を見せた時に発生する爆発的な萌えは?」

「そんなこたーくそくらえだ!って言ってたな」

「道理の通らんことなんかいくらーでもあったーって言ってましたね!」

「カッコいい!カッコいいよ、おじいちゃん!」

「おじいちゃん大好き!」

「俺も押しかけ孫になろうかな?」

「テレビのない生活は、あんたじゃ耐えられないでしょうよ」

「確かに、電気いらん。引っこ抜けって言ってたもんな」

「ちょっと、宮崎駿のキャラ感もありません?おじいちゃん」

「キャラ感もあるし、本人感もあるというか」

「難しいですね。ありそうで無かったというか。単なる不器用な男ってわけじゃないですもんね」

「やっぱり草刈正雄がすごいんだろうな」

 

私のアニメ道

 

「それで、みんなと別れて東京にやってきた、なっちゃんですが、この後どうなるんでしょうか?」

「うわーん!東京なんて狂った街に、なっちゃんに行ってほしくないよー!」

「そんな清春みたいなこと言っても、もう遅いですよ。テンヨー君に別れを告げて行ってしまったんですから」

「何をやってるんだテンヨーくんは!お兄ちゃんに告白するって約束したのに!」

「だから、お別れ会で好きだって伝えたじゃないですか」

「遅すぎる!あの、そんなに私の夢を応援しないでって、言われたときに手をつかまないと!」

「彼は自分を犠牲にして、なっちゃんを羽ばたかそうとしたんですよ」

 「そんな高校生はいない!お前は新海誠か!」

「久しぶりにドラマ見てるなーって気がしましたね」

「そんなことしてると、いつかさやかちゃんみたいになるからな」

「大丈夫です。彼には北海道で新しい恋を見つけてもらうんで」

「わかったよ。それじゃあ、なっちゃんのことを考えよう」

「ええ、それでどんなアニメを作ると思います?」

「あの農業高校で劇やったじゃん。あの『白蛇伝』みたいな、あれをアニメでやるんじゃないかな?」

「あれ、実際にあった昔のアニメですよね。タイトル言われたとき、おっ?と思いました」

「内容はアイヌじゃなくて、中国だったけどね」

「このドラマ、現実に実際ある商品とかお店の名前と、内容が微妙にリンクしてますよね」

「単なるパロディじゃないところが、面白いな」

「しかし、こうなってくると、あのベレー帽の人とかも登場するかもしれませんよ?」

「ベレー帽の人?」

「ベレー帽に眼鏡の人ですよ」

「誰?画太郎先生?」

「違いますよ!どんなアニメを作るんですか!?あの虫プロの人ですよ」

「『ひがもえる』さん?」

「それは『蟲プロ』の芸人さんですよ!手塚治虫先生です!」

「手塚先生出るかなー?」

「それで手塚先生によく似たその人と、『西遊記』をモデルにしたアニメを作るんじゃないですか?」

「『珍遊記』だね」

「だから画太郎先生じゃないって!とにかく、その漫画家の先生と、東洋動画で新しいアニメプロジェクトがスタートするんですよ」

「なるほどね。そこになっちゃんが参加するんだ」

「そうです。なっちゃんは、そこで作監になるんです」

なっちゃんすごい!」

「それで、その時のご縁で『虫プロ』みたいなスタジオに移籍するんですよ。そこで日本初のテレビアニメシリーズに携わることになるんです」

「『鉄腕アトム』みたいなやつね!いやー、いいね!」

「こんな風に日本のアニメーション史と微妙にリンクしたことをやるんじゃないですかね?」

「フィクションならではだね」

「こういう抽象的なリアルさは、実写だと現実的な説得力があるから、アニメでやるより面白いんじゃないでしょうか?」

 「いやー、俺も『SHIROBAKO』みたいなアニメ制作の現場を、ぜひ実写で見てみたいわー」

 

「さて、朝の連続テレビ小説なつぞら』は9月まで放送の2クール作品だそうです」

「アニメ制作を取り上げた作品を、今ドラマで作るのはなんでだろうとか、いろいろ興味深いよね」

「これからも、一緒になっちゃんの活躍を見守りましょう!」

「東京編、楽しみだね!」

 「それじゃあ、最後になんか一曲掛けてください」

「では、スピッツで『愛のしるし』を聞いてください」


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