「いやーいい天気ですねー」
「だなー」
「みなさん、こんにちは。今日はここ、ハワイからお送りします」
「ざざーん」
「ハワイはいかがですか?」
「うーん、なんかこう太陽が迫ってくる感じがするな」
「そうですか」
「だるくなってきた」
「あの、ハワイが舞台のアニメってありましたっけ?」
「いや、知らないわ」
「私は一度、修学旅行で来たことありますね」
「え本当?なんだっけ?」
「『ペルソナ5』の修学旅行ですね」
「そうか、あの高校の修学旅行先はハワイだったな」
「あなた誰攻略しました?」
「女医」
「メインキャラクターの話をしてください」
「いや真はアタックしようとしたら、成績が悪いから出直せって言われてさ」
「杏は?」
「モデルさんとか気後れするしな」
「春は?」
「お嬢様とか気後れするし」
「双葉は?」
「部屋にゴミをいっぱい置く人はちょっと」
「クセっけの先生は?」
「学校の先生はちょっと」
「まあ最初の体育教師、最低なやつでしたしね」
「まんま『SAC2045』に出てきたようなやつだった」
「新聞記者は?」
「バーにたむろしてる人はちょっと」
「神田の教会にいる女流棋士」
「美人過ぎて気後れするし」
「占い師は?」
「あんま新宿に行ってないし」
「看守のカロリーヌとジュスティーヌ」
「最高だったんだけど、攻略できないし」
「明智くん」
「あいつは腹が立つし」
「祐介」
「あいつは男だし」
「竜司」
「男」
「モルガナ」
「猫」
「それで女医ですか」
「だってボンデージに白衣だよ!?『北斗の拳』みたいなギザギザの首輪してんだよ?」
「してましたね」
「そんなヤバイ女が近所のクリニックにいてだな。開発中の薬飲んだらアルバイト代金くれるんだよ。そりゃ通うわ!」
「足繫く通いましたね」
「そんで最後は付き合うんだよ。高校生が女医と付き合うんだよ!?死ぬほど興奮したー!!」
「まあパンクファッションってATLASの伝統ですよね」
「そんで付き合って井之頭公園とか行くんだよ」
「杏のハーフとかもやっぱATLASっぽいじゃないですか。リサ・シルバーマンとか」
「そんで決戦前に、ルブランでこっそりキスしてくれるんだよ。いやー」
「ざざーん」
「いい天気」
「・・・・・・」
「あのハワイのイベント、もうちょっと長ければ良かったんだけどね」
「怪盗団の噂がハワイにも届いてたってことしか覚えてないですね」
「しかし、ボンデージ、ハーフ、ハッカーと全部の要素そろえてたな」
「悠木氏のキャラ良かったですね」
「だから双葉ね」
「ゲーマーの不登校児とか一番シンパシー感じたんじゃないですか?」
「なんの話だ?」
「あなた中一の頃、『ファイナルファンタジー7』にハマり過ぎて・・・」
「・・・あれは別にゲームのせいじゃないだろ?ううハワイハワイ」
「ざざーん」
「・・・・・・」
「早く『ペルソナ6』出て欲しいですね」
「ロープレとかもう全然追いかけてないけど、ペルソナだけはやろうと思ってるんだよね」
「私も看守の2人はかなりキましたよ」
「眼帯に腕章つけて警棒持ってる双子のロリですよ?」
「危険すぎる」
「でもやっぱり私も武見妙です」
「俺にとってATLASっつったら、やっぱSMだな」
「天使が縛られてるってビジュアルですね」
「さて、それじゃあ酒でも飲むか?」
「ハワイのビーチじゃお酒飲めないらしいですよ」
「それじゃあ後でホテルで飲むか。代わりに音楽を掛けてくれ」
「ペルソナの曲ですか?」
「なんでもいい」
「それじゃあ、MICHIで『Checkmate!?』」