「死んでも夢をかなえたい!」
「お」
「いいえ!死んでも夢はかなえられる!」
「『ゾンビランドサガ』面白かったなー」
「骨をー斬ーらーせーてー、闇ーをー断ーてー」
「死んでも夢はかなえられる!って口上だけで5億点出してるよね」
「それでどうでしたか!『ゾンビランドサガR』は?」
「ビビッた!スゴすぎだよ最終回!終盤になって、こんなん最後にちゃんとライブするしかねーじゃん!と思ってドキドキしてたら、最終話は途中CMなしとか煽るしさー!オンタイムで見て悲鳴あげたわ!」
「アイドルアニメでしたね!」
「アイドルアニメだった!1期みたいにアイドルで味付けしたギャグアニメかと思って見てたら、2期はギャグで味付けしたアイドルアニメだった!」
「素晴らしいライブでしたね!」
「寝れねーし!あのメンバーが出てくる前に、電光掲示板みたいなのでメンバー紹介するのあるじゃん?あの辺とかすごい良かったなー!」
「場内で、あちこち歓声があがる感じですね」
「ライブ行くと本編より、むしろ待ってるあの感じの方が記憶に残ったりするんだよ」
「私もレッチリが出てくるの待ってた時の方が、ライブ本編より記憶に残ってますね」
「しかし待ち時間長いんだよなー。ライブとかフェスとかさー」
「人だらけでうんざりしますからね」
「暑いし変なやついるし、いつもイヤなんだけど、なんのかんの結構いいんだよ」
「なのは完売!とかね」
「そういうこと!」
「他にはどの辺が良かったですか?」
「さくらとか、最後の方のもう声出てねーじゃん!ていうのとか最高だったなー」
「シャウトしてましたね」
「このテイクでオーケーなんだっていうね!いやー音響監督わかってんなーと思って」
「フルスイングしてましたね」
「この一発撮りな感じ。『No,Thank you!』のラストの、遠慮したいのォ!とか思い出すな!」
「『Utauyo!! MIRACLE』の、すっすめ、乙女抱きしめて希望をォー!とか思い出しましたね!」
「両方同じ制作会社の同じアニメの、同じ第2期のオープニングとエンディングじゃん」
「あなたリファレンス元それしかないですからね」
「お前もだろ!」
「それじゃあ、最終話以外で何か感想はあるかね?」
「いやーそうですね。このアニメはサブカルだなーと思いまして」
「なんだよいきなり!つまんねー言葉使うなよ!」
「いや、まあだってゾンビですし」
「・・・うーん。この簡単に実写化できそうな感じがまあ、そうだなー。・・・実写じゃ出来ねーんだけど」
「なんで実写じゃできないんですか?」
「女優やアイドルにこんな演技はできんよ。声優じゃないとこの作品は成立しない」
「まあ宮野真守とか特にそうですね」
「超早口だったし。常にBPM150くらい出してないと面白くない」
「実写だと、別のとこに行くんですよ。実在のアイドルグループとかを、アイアンフリルに使いましょう」
「うーん難しいところだな。あの平成の伝説のアイドルが声だけの出演!とかは、やりそうな気がする。前田敦子とか」
「監督は宮藤官九郎にやってもらいましょう」
「それだとドラマの方がいいな」
「ドラマでこの作品はムリですよ。ドラマでゾンビは一瞬で冷めます」
「それがサブカルの良さなんじゃねーの?」
「違うわ!お前サブカル舐めてんじゃねーぞ!」
「それでは他になんかありますか?」
「ゆうぎりさんの過去回がすごい良かったわ!あっこだけ映画になってたし」
「いきなり幕末を一ミリも振り返らずに全力でやりましたからね!伏線ゼロで」
「でも、さもありなんな説得力があった!」
「そんでゾンビになって帰ってきて、何も言わずに昔みたいに踊ってる姿見せて終わりですよ!?」
「そりゃ伝説の花魁だわ!」
「コレがサブカルです!!そんで私は、たえちゃんはただのたえちゃんのままでいて欲しいです」
「その方が彼女は伝説になるだろうね」
「さて、今日はこの辺にしましょう」
「えー!まだ語りたいことが山のようにあるのに!」
「私は言いたいこと言えましたので、大丈夫です」
「まだ二階堂サキと赤木しげるの、それぞれのチキンレースから見る狂気沙汰の違いについて語りたいんだけど!」
「それは、みんなわかってますよ。死ねば助かる・・・いいえ!死んでも人は助けられる!でしょう」
「それが私たちの、趣味(SAGA)だから!!それじゃあ、最後に一曲掛けてくれ」
「それでは聞いてください。フランシュシュで『徒花ネクロマンシー』」