「ちょっと休憩して雑談しましょう」
「うむ」
「『ひぐらしのなく頃に』放送延期らしいですよ?」
「なんか俺、一昨年の夏くらいからずーっとひぐらしの話してる気がするんだけど」
「まだ死に足りないんですよ。あと100万回死んでください」
「Re:ぐらしのなく頃に」
「それでどうなんですか最近?」
「なんか冷たいものが飲みたい」
「それは今でしょうが!最近の話をしてください!」
「だからホラー!夏はホラーアニメが見たいんだ僕は!」
「ホラーアニメねぇ・・・。最近ないですね、ミステリーは毎クールあるけど」
「俺はもっと普通に斧を持った殺人鬼に追いかけまわされたりしたいんだよ!てかなんでみんなそんなにミステリーが好きなの?」
「ミステリーって難しいですよね」
「ネクスト・コナンズ・ヒント来週まで覚えてた試しがない」
「もっとガラスの板で首はねられたりするアニメが見たいです」
「『13日の金曜日』のラストショットみたいなのが見たいなー」
「あれはすごかったですね!世の中の人たちがジェイソンジェイソン言ってる割に全然見てないんだなってことがよくわかりました」
「感動して声が出たわ」
「あれがベストですかね?」
「ベストは『悪魔のいけにえ』」
「似たような映画じゃないですか」
「全然違うっつーの!」
「まあいいじゃないですか。もうすぐ『うずまき』が見れますよ」
「最高すぎる・・・。我が愛しのヴィレッジヴァンガード」
「それじゃあもっと爽やかな話をしてください」
「何もかもうずまきになっていくんだよ。なんだあの漫画?!」
「伊藤潤二はマルクス以来の天才であるって佐藤優も言ってましたね」
「何言ってんだお前?!」
「爽やかな話をしろってのに!」
「『ARIA』新作アニメ化するらしいぞ」
「・・・絶対ないと思ってました。あのケットシーと空落ちてくるやつでラストだと思ってました」
「あのシーン、ヤバかったなー!眼をつぶると眩しく光って見えるわ!」
「あんた『ARIA』だと誰が好きなんですか?」
「灯里ちゃん」
「どんなところが好きなんです?」
「あの子、天才だから」
「どんなところが天才なんですか?」
「色々あるけど、そうだな。やっぱり一番シビれたのは、
『ぶっちゃけ私、この世には偽モノはないと思うんです』
っていうセリフ言ったときだね!!」
「いやー!マンガ読んでたとき最高過ぎて5分くらい停止しましたね!」
「ちょっと超然とした感じで言うんだよ!すげー!すげーぜ灯里ちゃん!」
「あれは本当にすごかったですね!『ARIA』を全部言い表してる気がしました!」
「話の内容どころか人生の指針のひとつになったわ!これ以上の癒しって他にある!?」
「・・・駄目ですね。あんた『ARIA』の話してると文章狂うわ。全然爽やかじゃないし」
「カッコイイ!カッコいいぜ、灯里ちゃん!灯里ちゃんって髪型ロングに見えて実はショートなのって最高じゃない?いやー死ぬほど萌えるわー!!!ぐうう」
「それじゃあ本当はもっと延々『ARIA』の話がしたいんですけど、興奮しすぎて話が破綻するんで別の話をしましょう」
「俺は『あまんちゅ!』に影響を受けて去年フィリピン行ったとき、スキューバダイビングの免許取ってきたぞ」
「・・・そうでしたね。友達誰もやってないし、やるあてもないのに」
「そんで一番安いスクールに申し込んだら、韓国人がやってるダイバーショップで、英語で授業するから理解できなかったら死ぬと思って必死で聞いたぞ!」
「あれは本当に怖かったですね!!!なんで日本人のやつにしねーんだよアホか!!!海に入る前マジで逃げようかと思ったわ!」
「晩飯に食ったサムギョプサルはうまかったなー」
「だから天野こずえから離れろっての!!!」
「いや、もう無理だわ。最後になんか一曲、爽やかな曲を掛けてくれ!」
「仕方がないですね。それじゃあ湘南乃風で『GRAND BLUE』を聞いてください」
[HD] ぐらんぶる GRAND BLUE OP [湘南乃風 - Grand Blue]