『二次元妻帯者の夜』の松崎克俊さんのコンビ『やさしい雨』のラストライブを見た。
メチャクチャ面白かった!最初のコントの「お母さん」で爆笑した!
そして、ツッコミ側が勝手に名前に関連性を見つけて、しりとりになっている!っていうギャグ最高であった。
全体的に、どの作品もナイーブな青さが込められていて切なかった。例えば、「未成年の主張」という作品で、少年が学生に向かって神の不在について演説するシーンは泣けた。
また、舞台が赤と黒と白の三色だけに統一されているのも、『ホワイト・ストライプス』みたいでカッコよかった。
そして、松崎さんの、ものすごくタイミングを計ったオーバーリアクションが、その単純な舞台装置とあいまって、まるで『チェルフィッチュ』みたいな、一種独特なグルーヴ感を出していて見ていて気持ちよかった。
音楽のジャンルで例えると、バンドサウンドというよりテクノかな?人間が演奏してる系の。
「掃除機の話」とか、「男女の間に友情は芽生えるのか?」っていう作品を見ていて特にそう感じた。
そして最後の作品「ラブレター」の、巻き寿司の話をするシーン。
「死に方によって、食べたいものって変わってこないか?」というセリフ最高であった!!生と死が交錯してる!!!
『やさしい雨』は残念ながら、このライブで解散とのことである。
だが、確かに『手紙』は受け取りました。
大変面白かったです。ありがとうございました。