「やあやあ、ちょっと休憩してアニソンでも聞きましょうよ」
「うむ。今日はなんのアニソンにしようか?」
「今日は『てーきゅう』にしましょう」
「いいね!『てーきゅう』には名曲しかないからね!」
「早く10期、放送してくれないでしょうか。待ってるんですけど」
「ちなみに『てーきゅう』だと君は誰が好きだね?」
「ユリちゃん以外、萌えらんねーんですけど・・・」
「バカな!高宮先輩は萌えるっつーの!あとの二人はないけど」
「あの、まりも先輩が花澤香菜では一番ひどいですかね?」
「俺の『花澤香菜キャラ王』最低ランキング第1位だね」
「それで『てーきゅう』は9期までやりましたけど、どういうアニメでした?」
「なんつーかこう、チンドン屋みてーなアニメだったな」
「チンドン屋!?」
「そう。何事かと思って急いで見に行って、なんだチンドン屋かっつってまた家に帰ってくるみたいな」
「確かにはじまると、なんだなんだ!ってなりますもんね。セリフが速すぎて何言ってんのかわかんないですし」
「でも注意してセリフ聞いても、やっぱり何言ってんのかわかんなかったわ。これぞ掛け算の美学!」
「『おじゃる丸』の対偶ですね」
「この作品にはスピンオフもあってだな」
「3分アニメにスピンオフって!」
「まあ、もともと本編があらすじみたいな作品だから、スピンオフも作りやすかったんだろうね」
「ならいっそ1分でもよかったですね」
「しかし、この作品見てたから『ヤマノススメ』が始まったとき、え!?これ『てーきゅう』みたいな5分アニメなの?ギャグじゃなくて大丈夫?って思ったな」
「確かCMでも『てーきゅう』のコミックスを宣伝してませんでしたっけ?てか5分アニメっていいですよね!もっとやって欲しい!」
「そのときはまだ、あおいが一番好きだったわ」
「それはそうとあなた。ひなたとあおい、名前がふたりで向日葵(ひまわり)になるのって知ってました?」
「『俺を好きなのはお前だけかよ』見てて、・・・ん?待てよ!?ってなった」
「気づくのが遅いんですよ!ふたりに謝ってください!」
「ごめん!大好き!」
「だから日向に向かって葵が咲いていくんですよ!でもふたり一緒じゃないと笑顔のひまわりは咲かないとこういうわけなんですよ!それがこのアニメ『ヤマノススメ』という作品なんですよ!せーのっ山!」
「いま『てーきゅう』の話してんじゃなかったっけ?」
「それじゃあ、『てーきゅう』でほかに好きなキャラいました?」
「あのガングロ女子高生の僧侶が良かった!」
「あれはすごい良かったです!さて、それじゃあ、そろそろ曲を掛けようと思いますけど、何にするか決まりました?」
「うーん。俺のなかで2強があるからなあ・・・。まあでも、もうすぐ旧正月だしこっちにしようかな?」
「わかりました。それでは、新庄かなえで『ファッとして桃源郷』を聞いてください」