「どうもこんにちは」
「こんにちは」
「どうですか最近?」
「・・・・・・」
「なんか言えよ!」
「それじゃあ、またジャヒー様の話になるんだけどさー」
「あんたホント好きだな」
「小倉唯って、ラップがアホみたいに上手いよね?」
「一期のオープニングの『Fightin☆Pose』のやつですね」
「最初聞いたときビックリしたんだけど!キレッキレのラップを簡単そうにやってるんだもん」
「エミネムばりの高速ラップでしたね」
「いくらなんでも強すぎだろ!あれプロデュース間違えてないかな?」
「そろそろアニソン・ラップ界のRuler(支配者)が誰なのか、はっきりさせようとしてんじゃないですかね?」
「ところで声優さんって、歌が歌えない人もいるじゃないですか」
「まあね。必ずしも歌える必要ないけど」
「それはラッパーだってそうですよ。般若もエミネムも歌えませんし」
「それでもエミネムが、今日は歌いたいんだっつって『Hailie's Song』を歌うのが泣けるんだよなー」
「でですね。小倉唯のラップを聞いてると、声優さんってラップとの相性は抜群だよなーとあらためて思いましたね」
「あの人がすごすぎる気もするけどね」
「と言いつつ、そんなに歌が上手くない声優さんが歌うアニソンとかも好きなんですよね。さすがに紹介しませんけど」
「キャラが歌ってる感じがすればそれで充分だわ」
「アスカってそんなに歌上手くないんだなー!とか思いながらキャラソン聞いてましたね」
「紹介しないんじゃないの!?あれは自信満々に歌ってるのがアスカって感じでいいんだよ!」
「まあキャラソンだと、わざと歌ってる可能性もありますがね」
「そうそう。そういう意味じゃ声優が歌うアニソンは何一つ信用できないんだよ」
「それで、ラップをテーマにしたアニメとか最近増えてるじゃないですか?」
「『D4DJ』とかそのまんまだったし、『ゾンビランドサガ』とかでもフリースタイルやってたもんね。女性向けとかもすごいらしいし」
「そんで『ラブライブスーパースター』でも、ラップやる回あったじゃないですか?」
「平安名すみれ a.k.a ギャラクシーが活躍する回ね」
「それでその回で、みんながラップの練習してるシーンがあったんですけど、そのとき流れてた曲がドクタードレーだったんですよね」
「『Still D.R.E.』をサンプリングしてたな」
「最近の女子高生は、ギャングスタラップ聞いてんのかと思ってビビりまくりましたよ!!」
「結ヶ丘女子高等学校は、渋谷にあるからね。みんな『Fuck Tha Police』とか普通に聞いてるんだよ」
「東京の女子高生怖すぎる!」
「ということで、ラップの話になりましたね」
「うむ。昔はアニメキャラがやってるラップはラップじゃないみたいな話もあったけど、もうすっかりなじんだなー」
「あなた昔、『ヤマノススメ』のエンディングのひなたのラップはラップじゃない!みたいな意見をネットで見て、ひとりで怒ってましたもんね」
「だってアニメキャラの女の子はラップしちゃいけない、みたいな感じだったからさー!あんまり頭にきたから『熱文字』に、にわかラッパーの男がひなたにフリースタイルで完敗するブヒ部を書いて送ったりしたわ」
「よくそういうことするよね・・・」
「『米粒写経』のサンキュータツオさんなら、やってくれるんじゃないかと思ってさ」
「完璧にラップしてくれましたね」
「あんときのひなたは最高にカッコよかったなー!!」
「いやーありがとうございました!じゃなくてどうもすみませんでした・・・」
「えーそれじゃあ最後に、何か一曲掛けてくれ」
「千石撫子で『恋愛サーキュレーション』」