『からかい上手の高木さん』最終巻の感想

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読んだ!!読んだわー・・・夏祭りの夜に、打ち上げ花火と一緒に告白する(!)ってベタすぎて、頭がクラクラしたわ!

しかし普通、アニメ第2期の最終回(アニオリ回)でやったイメージを、わざわざ『本編』でもう一回やってくるだろうか?どんだけ夏祭り好きなんだよ!!

相変わらず、反復を全く怖れておらぬ。

他にも、最近読んだメタ・ラブコメ『姫ヶ崎櫻子は今日も不憫可愛い』の告白シーンが、これと全く同じ演出だったのを思い出す。メタの極致とベタの極致では、演出はメビウスの輪のように重なり、円環を閉じるのである。なんて面白い話だろうか!

しかし最終一話前の「海辺の見開き」といい、このラストの「花火の見開き」といい・・・。これにはやっぱり感動したわ。開いた瞬間「おお!」って言ってしまった。

マンガ表現の特徴の一つは、映像では追いつけないその『早さ』にある。あなたが自分のタイミングで開くページの速度は、あなたにとって世界で一番早い映像になるのだ。

だから私にとって、ベストのタイミングで飛び込んできた『高木さん』の告白シーンは、一瞬で目に焼き付いてしまった。私はこのコマを、りんごが採られた瞬間を、決して忘れることはないだろう。

それでは最後に一曲掛けたい。大原ゆい子で「まっすぐ」。

 


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聞いた!誰かと一緒のタイミングでマンガを読むのが、こんなに面白いとは知らなかった。「海辺の見開き」のシーンでハモるの最高でした。俺も擬音がハートマークにしか見えなくなったわ!