「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の感想<ネタバレ注意>

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うおー超面白かったぜ!!死ぬほど燃えたぜ!!!前半はモダンなメタ構造、後半は『ドラゴンボール』一点突破だったわ。つまりメタとベタのクロスオーバー。それがこの作品、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」である!!

しかし、煉獄さんが、最後に「奥義・・・」って言ったとき、涙が。この感じ、『このすば!』劇場版以来だろうか?

やっぱり、アニプレックスufotableというと『空の境界』をどうしても思い出す。この制作会社の作品はすべて、夜の描写がとてつもなく美しい。闇に浮かぶ赤や緑が。昔日暮里に住んでいた頃、両儀式が赤い革ジャンを着て、夜空に舞っているポスターを長い間部屋の窓に貼っていた。テアトル新宿のロビーを思い出す。

そして汽車のなかは『沙耶の唄』みたいだったわ。あのあふれ出した内臓みたいなポリゴンの質感が背景とそっくりだった。状況としては『バイオ2』のラストだったけどね。

しかし、ここまで大ヒットしている理由は正直全然わからない。何かのスケープゴートなのかもしれない。

ただ、物心つく前からジャンプを読んでいた人間として、私はこの暗い時代にジャンプアニメが日本を熱狂させていることが嬉しい。