『ダカーポ4』の日記その10

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結局、しいしいさんは娘なのか、異世界人なのかわからぬまま、しいしいさんを元いた世界に戻すための儀式の日は迫っていた。儀式を成功させるためには、二人の魔法の波長を合わせなくてはならない。そのため、次の儀式を行う新月の晩まで、二人はこれまで以上にデートを重ねたのであった。

けれど、お互いに相手のことを好きだと言うことはできない。もう、わかりすぎるほど、お互いの気持ちをわかっているというのに、どうしてもそれだけは言わない暗黙の了解になっていた。なぜなら、それを口にしてしまうと、ふたりは別れることに躊躇してしまって、しいしいさんは元居た自分の世界に、帰れなくなってしまうからである!という、涙なくしては語れないシナリオでした。

いやー、それでも耐えられなくなって、儀式の最中に、言ってしまうしいしいさんの「大好きです!」はちょっと涙が出ましたね。

そして、どうなったか。

あれだけ思いつめていた肝心の魔法の儀式は、思いもよらず失敗し、実はまだ、しいしいさんは、僕のそばにいるのです・・・。という、つげ義春オチであった!

いい!そんな白黒はっきりつける恋愛ばかりじゃなくて、いいのだ!

いつか、儀式が成功し本当の別れがくるまで、もう少しふたりで、ようやく思いを口にすることでなれた「恋人のまま」で、過ごそうじゃないか!めでたしめでたし!

そら姉のシナリオが、悲恋を描いていたので(復活すると信じてるけど)、反対になかなか肩透かしを綺麗に決めた、現状維持のドラマでした。下手に書くとがっかりするところを、いやーうまく感動させられました。

それにしても、ギャルゲーで一番バイブス上がるのは、やっぱり『ダカーポシリーズ』だなー。きっと初めてやったギャルゲー/恋愛ものエロゲー、だからでしょうね。

さて、残す女の子は『妹の王道ヒロイン』と、今回の『メインヒロイン』の二人のみとなった。夏は、もうすぐ終わりだ。

それでは、最後に一曲『ダカーポシリーズ』で、私の好きな曲を聞いてください。

ダカーポ2』より、白河ななかで『まぶしくてみえない』。


まぶしくてみえない ( Full 歌詞付き ) yozuca* ~ダカーポ2~ D.C.Ⅱ 挿入歌 ななかルート EDテーマ