面白かった。濃厚に『死』の気配漂う『詩』であった。あやうく『黙示録』になりそうで冷や冷やした。あの震える積み木の塔たるや!
映画の完成度も素晴らしく、これまでに無くサンプリングの鬼であった。また、主張が一貫しているがゆえのセルフカバー具合も実にフレッシュだった。
ところで私は当初、このタイトルで本当に大丈夫なのだろうか?と余計な心配をしていたのだが、最後まで見ると、完璧に君たちはどう『生』きるかに成っていた。この辺り、やはり天才である。
芸術的な側面からいうと、まず間違いなく彼のベストワークだと思う。
そして鳥もたくさん飛んでいた。ラストに飛ぶ鳥たちが、『鳩』じゃなくペリカンなのが最高に宮崎駿であった!!