湯船に乗ってどこまでも

「これが紅海か」

「意外に狭いんですねぇ」

「お、町があるぞ。ふぅ~」

「裸だから出ていけないのが残念です」

「全くだ。おーい、ビールもう一本投げてくれ」

「ほいよっと!しかしいい湯ですね」

「こんぶが流れてきたこれをつまみにしよう。あっ」

「ぐびぐび、どうしました?」

「水冷た!」