※ 第17話まで視聴時点での感想。ネタバレ注意。
神童さんかわいい
「いやー、『風が強く吹いている』面白いですねー!」
「バリヤバい!俺、変なところでうっかり泣かないように、口の中噛んで見てるわ」
「私は今週の放送見る前に、先週の放送分も見直してるので、二回ずつ見てますね!こんな見方するのは『SHIROBAKO』以来かも」
「あの第16話の予選通過の話は、たまらんかった。毎週たまらんけど」
「あなた、誰が好きなんですか?」
「俺、神童さん!神童さん、可愛い」
「神童さんは可愛いですよね」
「俺最初は、神童さんのこと、進藤さんだと思ってたんだよね。でも、みんなが「シンドウ①」さんじゃなくて、「シンドウ⓪」さんって呼ぶから、エンディングよく見てたら、神童さんだったからびっくりした」
「私もです。そのときなぜか『ワンパンマン』の童帝くんのことを思い出しました」
「俺はキングさんが落ち込んでた時に、青竹の前で自分たちで作った、応援よろしくお願いします、っていうTシャツ着てて、キングさん僕もTシャツ着てますよ!って、こっちにほらって背中みせるときがあったけど、あれがメチャクチャ可愛かった!」
「私は実家の農家で、家族でなんか収穫してるシーンがありましたけど、こちらを向いて楽しそうに笑ってる、あれが可愛かったです」
「部屋に家族の写真貼ってんだよね!女子かお前は!」
「女子でも貼りませんよ!あと、ムサくんと二人、ちゃんと学校に行ってて、合宿入る前に、前期終了ー!って言うのが可愛かったです」
「あの夏のあの感じね!俺、真冬に夏のアニメ見るの好きなんだよね。たまに、さーっと夏の感じがするんだ。気づいたら俺は、なんとなく夏だったって感じ」
「泣きボクロがあるのが可愛いです。声がちょっと低いのも可愛いです」
「お前『熱文字』と『二次妻』のおかげで、本当になんでも可愛いって言えるようになったな」
「生涯最強!」
「俺、神童さんは最初見た時、あーこの人はすぐに走らなくなるだろうな、って思ってたんだよね。そしたら、まあすごい頑張るので反省したわ」
「カケルがまったく同じこと言ってましたよ?」
「それにあんなに美人の彼女いたのに、別れるからびっくりした」
「まあ、別れるでしょう。私より大事なことあるでしょ、って言われちゃいましたからね」
「しかしその理由を、このアニメは正面切って語らない!モノローグが全然ない!」
「走るのに理由は、いりませんからね」
ハナちゃんかわいい
「じゃあ、君は誰が好きなんだ?」
「私はハナちゃんですね」
「お前、ずるいぞ!ハナちゃんは俺のもんなのに!」
「こう、ハナちゃんはですね。手塚キャラ感があっていいですよね」
「確かに。ピノコ感があるかも。髪の毛も、こうモップ・・・あ痛!」
「ああいう色白で、ほっそりしたショートボブの女の子いいですよね」
「いい!そんで明るくて元気っていう。これが手塚キャラ感だよ。ルックは女の子、中身は男の子。ワトさんみたいなね」
「声もいいですよね!あの声優さんは、ちょっとチェックしておかないと駄目ですね。木村珠莉さんっていうのか」
「お、釘宮理恵しか知らないお前が声優さんの話をするなんて!」
「失礼な!早見沙織だって知ってますよ!」
「俺は『熱文字』と『二次妻』に名前が出てくる声優さんは覚えるようにしてるぞ。で、ファッションは、こうダボっとしたパーカーを着てるの好きだね」
「だから、ADっぽい格好の女の子が好きなんでしょ?わかりましたって」
「あの、前のオープニングのサビに入るとこで、自転車に乗ってるハナちゃんが髪をかき上げるのが可愛い」
「あの、レイテンシー♩ってとこですね」
「あそこは風、風を感じる」
「私最近、女子マネージャーの良さがちょっとだけわかってきました」
「俺も、これまで、まも姉しかわからなかった」
「これまで女子マネージャーってこう、なーんか、いけ好かなかったんですよね。だって女一人で男ばっかのバレー部とか、すんなり入れます?」
「俺は知らない」
「そんで美人だから、キャプテンとか部長とかエースとかと付き合うんでしょう?どーせ!」
「俺はなんも言ってない」
「そんで周りの部員とかが、それを見て冷やかすんでしょう?そんで帰宅部のやつらが羨んだり蔑んだりするんでしょう?どーでもいいわんなもん!スクールカースト?つまんねー名前つけやがって!『ブッダ』読んで出直してこい!そりゃ桐島も部活辞めるわ!このぼけ!」
「なぁお前。帰宅オンリーの童貞とセックスしまくりのバレー部、だったらどっちがいい?」
「前者」
「全員爆発しろ!」
「・・・さっきから、なんの話をしてるんですか?」
「だから!大学生に女子高生のマネージャーをつける、この作品の素晴らしさについてだ」
「これだと生々しくなくて、ちょっとファンタジーになりますからね」
「そして、ジョージかジョータのどちらかが好きなんだよ!うおー!大学生で女子高生に好かれるなんて!」
「いいえ、彼女は私のものです。ああいう、女性が嫉妬しないポジションの女子マネージャーは、私が全部いただいていきます」
「『FREE』の江ちゃんとかね」
なんなんだあいつは?
「それじゃあ次は、キライなやつの話をしましょう。あなた、誰がキライですか?」
「あの、他の大学の間桐慎二みてーなやつ!あんなやつカケルのスタンドで、ボコボコにしてやりゃよかったんだよ!」
「駄目ですよ。みんなが出場できなくなりますよ!」
「スタンドが駄目ならアーチャー召喚して切り刻んでやりゃいいんだよ!」
「駄目ですって、本人なんですから!」
「わかったよ!他の青竹のメンバーに免じて許してやるよ!この借りは必ず走りで返してくれるはずだからな。俺の真名に誓ってもいいぞ。それじゃあ、お前誰がキライなんだよ?」
「監督ですよ監督!あの青竹の!」
「えー!あのおじいちゃん?なんでキライなの?」
「キライっていうか、なんなのあの人?なんかハイジがあれだけ頑張ってんのに。もっとコーチとかしてくれるのかと思ってたんですよ私は。そしたらハイジ、過労で倒れたんですよ?絶対、許せん!」
「そりゃお前がハイジが好きすぎるだけだよ。でもあの下宿にいるニラって犬飼ってるのって、あの人になるんじゃないの?」
「・・・じゃあ許しましょう」
「お前、動物全般弱すぎだよ!」
「岡山のおじさん、ペットショップやってますからね」
「ところで、これはキライっていうんじゃないけど、カケルって最初ヤバくなかった?」
「ああ、なんか万引きしようとしてましたよね」
「いや、百歩譲ってそれはいいんだけど、青竹来るまで彼は一体どこにいたんだ?なんか体育館の横みたいなところで、寝袋かなんかで寝てなかった?」
「なんかそういうカットがあったような気がします。不確かですが」
「やっぱり、ああいうナイーヴで真面目なやつがフォールダウンすると、危ないよね」
「すごいエントロピーが出てましたよね。まあ高校の部活の先生殴って問題になったら、精神的に相当追い詰められるでしょうよ」
「まあ、そうだよな。さすがに先生に手を出しちゃマズかったよな。顔面にドロップキックかましてやれば良かった」
駅伝ってナンゾ?
「それじゃあ、駅伝についてどうですか?なにか見方変わりました?」
「うん、変わった。俺はそもそも駅伝というのを全く知らなくてだな。例えば・・・」
「うわー聞きたくないなぁ!」
「駅伝っていうくらいだから、箱根までずーっと線路沿いを走っていくのかと思ってたんだよね!」
「そうですか。他には?」
「箱根に着いたら終わりかと思ってたら、復路もある。つまり帰ってくるんだってさ」
「長くないですか?」
「うむ。そして、一本のタスキを繋ぐだなんて、ずいぶん感動的じゃないか。タスキってアンカーの人しかやらんのかと思ってた」
「そうですね。そんで今年の正月、このアニメに感化されて、箱根駅伝見てましたね」
「そうなんだよ。まさか俺がそんなの見るなんて!」
「往路の途中から箱根に着くまでだけでしたけどね」
「正月三が日にそんなに早起きできるわけないだろ!でも、ちょこちょこ調べて、来年はしっかり見てもいい気がしてきた。俺もスポーツ観戦とかもっとしたいし」
「あんた野球とか知らないんですか?」
「かせんじきはホームランが出やすいことは知ってる」
「あと、あんた今年からジョギングはじめたって聞きましたけど、あれはどうなりました?」
「その話する!?・・・えーっと。アニメに影響されて、ジョギングシューズ喜んで買ってきて、意気揚々と走ったら、即効で膝を痛めて全治二週間」
「情けない!」
「違うんだって!いきなりスプリンター用のヤツあてがってくる、あの店員が頭おかしいんだって!普段散歩しかしてない素人だっつってんのに。靴代返せ!」
「それにしても、ホントなんでもすぐ影響受けますよね」
「任せてくれ!」
「それに『FREE』みたいな競泳のリレーと同じで、複雑なチームワークよりも、思いやりや絆が重要になってくるスポーツ競技というのが、これまた興味深いですね」
「全然知らないけど、たぶん似てるんじゃないかな?走っている、泳いでいる間は手出しできなくて、仲間を信じることしかできないという。もう、俺泣きそう!」
「あれ、あんた。本当にちょっと駅伝に興味が出てますね」
「うん。しかも風よけになるために、前を走ってあげるなんてのが予選会であったのも面白かった。スリップストリームみたいなことやるんだね!」
「なんか『茄子、アンダルシアの夏』でも、やってましたね」
「この辺の戦術、戦略レベルのことまで考えだしたら、絶対ハマるだろうね」
LEARN TO FRY
「さて、それではそろそろ全体の感想を言ってください」
「うむ。俺が思うに、このアニメの見どころは、さっきも話したけど、箱根駅伝を目指す理由など、誰も正面切って言ったりはしないという、大変品があるところだね」
「そうですね。青竹にいる人たちは、ただ待っていたんですよ。なんとなくあの下宿にいる時点で、もうこのチームが何かをやるときをじっと待っていたんだと思いますね」
「そして、ハイジが待たせたなって感じで、誘ってくれた。みんな嫌がりつつも内心やっときたか!って感じで走りはじめる。このあたり最高だね!友情だよ友情」
「これほど正面切って、ちゃんと友情を描こうとしてるアニメって、そんなにないんじゃないですかね?」
「そしてそれを一番わかりやすく、体現してくれてんのが王子なんだよ。俺あの人が何か喋るたびに泣きそうになるんだよね。他ならぬお前が力石なんだよ、王子!」
「何、涙ぐんでんですか。とにかくアニメや映画で走るシーンがあると、それだけで青春っぽいですけど、走るのが目的なら、これすなわち青春そのものですよね」
「そう。ただ走るという行間から、物凄い量のドラマが叩き出されてくるんだよ。なんで生きてんのかって聞かれて、答えられるやつなど誰もいねーぜ!」
「ということで、今回はここまでにして、またアニメが終わったら感想を言いあいましょう」
「やろうやろう!しかし俺、箱根駅伝の本番が始まったら、たぶん心臓麻痺で死ぬと思う」
「それでは最後に何か一曲、掛けてください」
「えーっと、そうだな。それじゃあUNISON SQUARE GARDENで『Catch up,latency』を聞いてください」
UNISON SQUARE GARDEN「Catch up, latency」ショートver.
「・・・で、最終話まで見ましたけど、結局ハナちゃんは誰が好きなんですか?」
「俺の理想でいいの?」
「もちろん」
「そんなもん、ジョージとジョータ!二人ともだよ!」
「え!?どっちも?」
「二人が仲良くしてるのがいいの!俺もドキドキするもん!」
「え?そういうことですか!?じゃあ、やっぱりハナちゃんは、私がいただいていきます!」